AliExpressから商品を抽出しよう【ATOBマニュアル】

今回の記事では、AliExpressから商品を抽出する方法について解説します。

商品の抽出手順

『ATOB』アイコンをダブルクリックしてATOBを起動してください。

『AliExpressから商品データを抽出する』ボタンをクリックします。

『商品データ抽出ツール』が立ち上がり、次の画面が表示されます。

入力項目の説明

①認証設定(ID・パスワード)…ツール申し込み時にお伝えしたATOBの認証ID・パスワード

②AliExpress商品一覧画面URL…AliExpressの商品一覧ページのURL(後述)

AliExpressアイテムID…抽出したい商品のアイテムID(後述)

【2024/02/10追加】
ver1.2のアップデートにより、キーワード検索機能が追加されました。

・必須キーワード…商品名に必ず含まれてほしいキーワード。
・除外キーワード…商品名に含まれていれば除外するキーワード。

AliExpress商品一覧ページからアイテムIDを一括取得

まずは認証設定にツール認証ID・パスワードを入力してください。

続いて、AliExpressを開き、該当するカテゴリを選びます。
今回は「ベビー服専門店」のため、「赤ちゃんのドレス」を選びます。

一覧ページのURLをコピーします

上述の『②AliExpress商品一覧画面URL』に張り付けて「アイテムID取得」をクリック。

ブラウザ表示モードとは?
抽出は通常バックグラウンドで動作しますが、ブラウザ表示モードにチェックを入れるとブラウザが立ち上がります。
連続で「抽出失敗」と表示される場合、認証画面が表示されている場合がありますので、ブラウザ表示モードをONにして手動で認証を突破してください。

ID取得に成功すると、「AliExpressアイテムID」に一覧ページのアイテムIDが表示されます。

ワンポイントテクニック

取得したいURLが複数ある場合は、改行するとまとめて取得が可能です

抽出が完了したら『ID数カウント』をクリックすると、取得したID数が確認できます。

アイテムIDから商品データを取得する

AliExpressアイテムIDを入力して「実行」ボタンを押すと、抽出が開始されます。

ワンポイントテクニック

AliExpressアイテムIDは直接入力することもできます。
AliExpressアイテムIDは商品ページのURLで確認することができます。

※この場合は、色つき背景の数字が(1005005072140488)アイテムIDとなります。

抽出が始まりましたら終了までお待ちください。

抽出が終了したら、保存します。
初めて抽出した場合は『新規保存』、既存のファイルに上書きする場合は『上書き保存』を選択してください。

新規保存について

『Browse』で保存先のフォルダを選択して『OK』ボタンを押してください。

infoに『保存完了』と表示されれば保存ができています。
(2023.10.20~)というのがファイル名です。

該当フォルダにファイルが正しく保存されていることを確認してください。

上書き保存について

『Browse』で上書きするファイルを選択して『OK』ボタンを押してください。

infoに『上書き保存完了』と表示されれば保存ができています。
対象ファイルを開き、データが追加されているか確認してください。

抽出データの編集

データの上書きが完了しましたら、ファイルを開いてデータを整理しましょう。

カテゴリIDの設定

カテゴリ管理を行わない場合はこの設定は不要です

商品登録の前にカテゴリIDを設定しておくことで、次のような小分類のカテゴリ管理が可能です。

設定方法については、「カテゴリ登録をしよう」で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

種類名の修正

AliExpressの商品はところどころ日本語がおかしいところがあります。
ATOBには『商品名』自動修正機能がありますが、種類名は必要に応じて手動で修正してください。

例えば以下はカラー名が『赤い』となっている商品。

こういった場合は、一括で修正しましょう。
変更したい列を選択し…

『Ctrl』+『F』を押すと、「検索と置換」が立ち上がるので、置換タブを選択し、検索する文字列に消したい文字を入力して、「すべて置換」をします。

種類名が修正されました。

【重要】規約に違反している商品の修正(削除)

これはショップ停止に繋がる可能性があるので要確認です。

BASEには販売不可、登録禁止商品があります。
詳しくはBASEの『販売不可・登録禁止の商品はありますか』をご覧ください。

AliExpressは法整備がされたショッピングサイトですので基本的には禁止商品に該当するような商品はないのですが、注意しなければならないのは次の二つ。

19. 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、肖像権等第三者の知的財産権を侵害する商品等

27. 象牙及び象牙製品全般(製品の一部に象牙が用いられているものなどを含みます)、並びに希少野生動植物種の個体等のうち、種の保存法に基づいて必要とされている登録等がないもの

まずは、『27.象牙』について。
当然、AliExpressにも象牙の取り扱いはないのですが、よくアイボリー色のことを『象牙』と表現されています。

このまま商品登録してしまうと、BASE運営から通知がきてアカウント停止措置を受けます。
理由を説明したら審査後復元されますが、一時的にショップが停止してしまうことになりますので、事前に変更しておきましょう。

続いて、『19.商標権』等について。こちらは十分注意が必要です。

中国では商標権・著作権に関わる法整備が緩く、AliExpressにも普通にキャラクターのデザインされた商品が売られています。
しかし当然これらの商品を出品すると、規約違反にあたります。

誤って登録してしまうと、BASE運営より以下のような通知が届きます。

すぐにアカウント停止措置など受けることはありませんが、こういった商品の登録は未然に防ぐことが重要です。

そのため、エクセルの『検索と置換』機能を使い、できる限り削除しましょう。

よくある質問

「抽出上限数を超えています」と表示されて抽出が実行できない

エントリープランの場合、抽出できる上限は1日30件までとなっています。
スタンダードプランまたはプレミアムプランにアップグレードすると、取得上限が増加します。

※アップグレードはツール右上のリンク(上の画像)またはこちらからできます。

アイテムID数より抽出した商品の数が多い

AliExpressには一つのアイテムIDに複数のバリエーションがありますが、ATOBではこれを1種類ずつ抽出しています。

例えば以下の商品であれば、カラーバリエーション4種類×サイズバリエーション5種類=20種類の商品が抽出されます。

まとめ

お疲れ様でした。
今回はAliExpressから商品を抽出し、ファイルを保存してデータを編集する方法について解説しました。

次回はいよいよBASEへの商品登録です!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です